2018年03月26日

ピレネーの国境駅を訪ねて〜続編〜

こんにちは。かがやきです。前回の記事で紹介したピレネー山脈沿いの駅、カンフラン駅舎の見学ツアーに参加したのでその様子を伝えていきたいと思います。

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現地の観光当局が駅舎中央部の見学ツアーを1日2回ほど行っています。
事前に観光局のホームページhttp://www.canfranc.es/agenda_ficha.php?id_fich=695 より駅舎の見学ツアーの予約をしておいたので、当日は駅前でツアーの時間まで待っていました。


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駅前にはこのような標識も。フランス側にはもう線路がないと思うと、より一層哀愁が漂います…。

ツアーはスペイン語で行われるのでガイドさんの説明は私には理解できない内容でした。ただ、事前に英語のオーディオガイドは予約することができました。

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往時は地下道でホームと駅舎が繋がっていたようで、地下からドームに向かいます。

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どうやらドームの中は修繕が進んでいるようで綺麗でした。この空間は当時税関として使われていたようです。壁には税関らしくフランスとスペインの国章でしょうか?レリーフが復元されていました。

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こっちがフランスです。

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こっちがスペインです。


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ドームの中からピレネーの山々を眺めます。駅舎には総数365個の窓が配置されており、各窓が365日それぞれの意味を持つとのこと。

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床にも文様が施されています。

床といい窓といい随所にこだわりがあり、この駅がいかに重要な場所であったかがわかります。
続いてドームの外に出ました。
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まさに国境駅らしい堂々とした雰囲気です。

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ドームの屋根にはCANFRANCの文字が彫られています。

ガイドによると、駅舎を2020年に観光ホテル化する計画が持ち上がっているようです。このまま廃墟と化していくよりは素晴らしい駅舎を有効活用してもらいたいと願います。


さて、ガイドを終えた後再び駅の周りをブラブラ歩きます。
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線路は撤去されているものの、架線柱は撤去されずに残っており、何とも言えない違和感を与えます。

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フランス側に数百メートル歩くと国境トンネルの跡がありました。
SOMPORTトンネルと呼ばれるトンネルのようで、このトンネルの向こう側はフランスらしいです。

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トンネルにはスペインの国章が彫られており国境トンネルの威厳を感じられます。中は封鎖されていました。

トンネルを巡った後は駅前の店で休憩をして、夕方のサラゴサ行きの列車でサラゴサ市内に戻りました。歴史に翻弄された駅の現在の姿は痛々しいものがありましたが、威容はまさに国境駅のそれでした。

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サラゴサを後にして続いて向かったのはバルセロナ。バルセロナに向かう新幹線、AVEの行先はフランス・マルセイユ。国境の表街道を突っ走る列車です。

今回のイベリア周遊ではバルセロナの建物や各地方のカテドラルなど、世界遺産として注目される建物も数多く訪れましたが、雲一つない青空のもと、佇むこの駅舎にはそれらの建物とは違った魅力を感じました。拙文でしたが最後までお読みいただきありがとうございました。
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2018年03月25日

ピレネーの国境駅を訪ねて@

こんにちは。こんばんは。ずいぶん久しぶり(1年半振り?)の投稿となりました、かがやきです。

私はこの春休みの期間を利用してイベリア半島を旅行してまいりました。観光がメインだったものの、今回の旅行では鉄道・交通関連の施設にも何か所か訪問したのでブログで旅行の様子を紹介したいと思います。
 
さて、今回の記事は西仏国境、ピレネー山脈の山々に囲まれた、ある小駅についてです。スペインの首都マドリードと観光都市バルセロナの中間点、アラゴン州の州都サラゴサが今回の旅の出発点ですが、サラゴサから今回の目的地に行く列車は1日に2本のみ。しかも2本目は夜の便であったため、早朝の便に乗るべく朝4:30に起床。身支度をして市内のGoya駅へ行き、列車を待ちます。駅の壁にはサラゴサ郊外出身でスペインを代表する画家、ゴヤの「裸のマハ」などが描かれています。
6:40過ぎ、駅に一両編成の気動車がやってきました。
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 …これが目的地に向かう列車のようです。観光客や地元客を乗せた気動車はサラゴサの街を離れ、夜明けのアラゴンの平原を爆走します。列車はウエスカやハカといった街を通りながら徐々にピレネー山脈に近付いていきます。
サラゴサの街から片道4時間弱、列車は西仏間の「国境駅」であるカンフラン(Canfranc)駅に到着。
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国の玄関らしい堂々とした駅舎が迎えてくれます。しかし、フランスに向かう列車の接続は無く、国境を越えるにはバスしかないとのこと。ハテ…。
何を隠そう、この路線は現在、西仏間の鉄路が繋がっておらず、国境駅だったこのカンフラン駅は現在では1日にサラゴサからの列車が2本、サラゴサ行の列車が2本しかなく、駅舎の大きさに対してあまりにも不釣り合いな小駅と化しているのです。
駅舎は1928年に西仏間の国境駅として開業、当時の期待も大きかった様で、駅の大きさは当時ヨーロッパで二番目の大きさ。多くの期待を背負い1928年に駅は開業しました。しかし路線は1930年代のスペイン内戦、そして第二次世界大戦によるナチスの侵攻など何度か封鎖の危機、あるいは封鎖がされました。

第二次世界大戦が終結し、再び国境駅は開かれました。ところが、西仏間の線路幅の違いによるタイムロスや地中海や大西洋方面を通る別の国境ルートが整備されると、ピレネーの山奥を貫くこの路線の重要度は次第に薄れていき、1970年にフランス側国境の鉄橋事故によって鉄路は完全に断たれました。
 現在ではありとあらゆる車両・建物が時の流れに身を任せ、放置されています。

客車も…
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機関車も…
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線路も撤去され、錆びた標識だけがポツンと…
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ホームも荒れに荒れて…
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屋根が朽ち果てているものの、ホームの柱の装飾で当時のこの駅に対する力の入れようが伝わります。
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このように半ば廃墟と化している駅ですが、駅舎中央のドームでは改修工事が行われており、現在見学ツアーも行われています。次回はドームの見学ツアーに参加した様子をメインに記事にしたいと思います。
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2018年03月15日

TOMIX キハ40、47(九州色)レビュー

皆様お久しぶりでございます。あかつきです。

今回、今年2月末に発売されたTOMIXのキハ40、47九州色(アクアライナー色)について簡単にレビューしていきたいと思います。

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実車はJR九州が所有し、比較的原型(新製時)に近いものです(9000番台を除く)。
転写シートに表記されているのはキハ40は2000番台のみ、キハ47は0番台、1000番台、9000番台となります。そのため、多くが香椎線運用(直方車両センター)の車両となりますが、40は鹿児島、47は(元)唐津所属のものも含まれています。

車両番号(付属の転写シート、予備のものは除く)は以下のものになります。画像は全て各部品取り付け後のものです。

キハ40が
2037,2053,2068,2105
IMG_20180301_225628.jpg

キハ47九州色が
156,73,122,136
1076,1080,1099,1052
IMG_20180302_003235.jpg

キハ47アクアライナー色が
127,75,160,130
1047,9031,9074
IMG_20180302_010717.jpg

以上のラインナップとなっています。
九州色のこれらにキハ66、67九州標準色を連結すれば、在りし日の筑豊本線の編成等も再現できそうです。

私はヨドバシで事前に予約しましたが、発売から1か月経過した現在は在庫切れとなっている所もあるようです。購入をご検討の場合はなるべくお早めに。

本当はこれらが届いた直後に紹介したかったのですが、私自身多忙だったため1ヶ月遅れての投稿となってしまいました。

読んでいただきありがとうございました。
posted by TRFC at 12:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 模型製作記