2014年07月05日

ナナゴの旧客鈍行を作る(終)

こんにちは、LP42です。
これまで1年半、計12回に亘って書いてきた本制作記もこれでようやく最後となります。

DSCN6931_01.JPG

1回目からの記事はこちらになります。
尚、2回目以降からは偶数番号はED75の、奇数番号は旧客の制作記となっておりますので、一部に欠番がございます。

ナナゴの旧客鈍行を作る(1)
ナナゴの旧客鈍行を作る(2)
ナナゴの旧客鈍行を作る(3)
ナナゴの旧客鈍行を作る(4)
ナナゴの旧客鈍行を作る(5)
ナナゴの旧客鈍行を作る(6)
ナナゴの旧客鈍行を作る(7)
ナナゴの旧客鈍行を作る(8)
ナナゴの旧客鈍行を作る(9)
ナナゴの旧客鈍行を作る(11)
ナナゴの旧客鈍行を作る(13)

完成報告として、編成各車両の特徴を簡単に紹介したいと思います。ED75 136
DSCN7429_01.JPG

ED75型は昭和38年に試作機が登場、翌年から量産が始まった国鉄の電気機関車であり、交流電気機関車の標準型として昭和51年までの間に302両が製造され東北地方を中心に活躍した。136号機は東北本線が全線電化されるのに伴い増備された60両の中の1両で、その中でもランボードの形態が変化した昭和43年度製造の車両です。
模型では、国鉄時代の標準的なED75の1両として制作。

客車は何れも最終配置が東北本線沿いだった車両の番号を拾ってきただけで、特定番号としてはいません。

スハフ32 2282
DSCN7433_01.JPG

スハフ32型は昭和4年頃から製造された32系客車に分類される3等座席緩急車で、幅600oの窓が並んでいるのが特徴です。
模型は昭和7年以降製造の丸屋根タイプをスハ32からの改造で制作し、客用扉は木製のタイプを選択しました。

オハ35型は昭和14年から製造が始まった客車で、この形式から3等車にも幅1000oの窓を採用する様になりました。同車は長きにわたり製造された為、その形態は変化に富んだものとなっています。オハフ33型はオハ35型のに手ブレーキ装置などを取り付け緩急車とした車両です。

オハ35 2496
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オハ35 2658
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オハ35 2833
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2496は丸屋根車で更新工事により青15号の塗色にアルミサッシ、Hゴム支持の窓の客用扉、丸タンクを装備した姿として再現。

2658は戦後一時期製造された絞り折妻と呼ばれるタイプで鋼板製の屋根にやや錆が浮いた状態を再現。客用扉はHゴム支持の鋼製のものと木製のものが混在した状態としました。

2833はキノコ折妻と呼ばれるタイプで、スハ43のキットから改造して制作。更新工事は2496より簡易な内容の車両とし、木製の窓枠や客用扉が残り、水タンクも原型の角型のままとしました。

オハフ33 2309
DSCN6924_01.JPG

模型ではオハ35丸屋根から改造。電池箱が大型であり、座席のモケットが緑色の古いタイプになっているなど細かい所に変化をつけてみました。

戦後、昭和26年から急行向けの客車として製造されたのが43系に区分される客車で、その中で標準的な3等座席車がスハ43型でした。しかし台車(TR47型)が重いことから、車体の軽量化によりその欠点を補ったオハ46型と、台車をTR23型に交換する事で欠点そのものの解消を図ったオハ47型の2種類が登場しました。スハフ42型はスハ43型の緩急車版です。

オハ47 2006
DSCN6917_01.JPG

床にリノリウムが張られていない初期型のスハ43から改造された車両を再現。台車はころ軸受に改造されたTR23を履かせてあります。

オハ46 2494
DSCN6920_01.JPG

スハ43から編入された車両を再現。更新工事を受けアルミサッシ化され、丸い水タンクを装備した姿を再現。床板はスハフ42と合わせ、リノリウム張りとしてグレーに塗装。

スハフ42 2327
DSCN7434_01.JPG

更新工事により客用扉の交換やトイレ窓のHゴム支持化が行われたものの、木製窓枠はそのままの車両を再現。この車両のみ製品の段階でHゴムが再現されていたので、プラの厚みが目立たぬよう、嵌め込み窓を採用。

以上が各車両の紹介になります。

完成してみると、自分の中にある旧型客車のイメージを具現化できたかなと思う反面、仕上げの粗さや精度など自分の腕の至らなさを思い知る部分も多々あります。
特に今回は並行して8両もの客車を作ったため、作業が単調になり作品の仕上がりに影響してしまったように思います。まだ自分には編成ものを作るだけの気力がないという事でしょうか。
何れにせよ工程の工夫など、反省点は次の作品へと活かしてゆきたいと思います。

最後に長らく私の駄文を読んで戴きありがとうございました。
posted by TRFC at 10:49| Comment(1) | TrackBack(0) | 雑記
この記事へのコメント
グリーンマックスキット旧型客車の製作記事で探していてこちらのサイトにたどり着きました。私も旧型客車は好きです。キットで何か客車を作って見たいと思っていました。キットは素材なので工夫次第で完成品には負けない良いものができるただし上手く工夫しないといけないと言うところもありますがそれでも今回のサイトの記事を見て改めてグリーンマックスの客車キットの良さを再確認できました。私も今中央本線をかつて走っていた夜行準急穂号を作ろうと考えています。すべてグリーンマックスキットで揃えることできるので私も今回の記事を見て作ってみようと決心が出来ました。東北大学鉄道研究会の方が作られた東北線客車キット製作記事を参考にして自分でやれる範囲で客車模型作って見たいです。素晴らしい作品記事ありがとうございました。本当に役に立つ記事でした。長いコメントになりましてすみません。
Posted by 藤将明 at 2019年01月24日 18:46
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